「よく寝る人ほど太らない」のは何故?不思議メカニズムを解説

「よい眠り」は、ダイエットにつながります。

一般に、「6時間から8時間、グッスリ眠る」のがよいとされますが、もっと大切なポイントがあります。

「よい眠り」をすることで成長ホルモンが分泌される

「よい眠り」の条件は、夜の10時ごろから午前2時ごろまで深い眠りに入っていることです。

じつはこの時間帯に深く眠っていると、老化を抑える働きを持つ「成長ホルモン」がもっとも活発に分泌されるからなのです。

成長ホルモンは、寝ながらにして美容もダイエットもかなえてくれるホルモンです。「よい眠り」を得る最大の目的はここにある、と言っていいでしょう。

睡眠時間を6時間以上とってグッスリ眠っていても、午前1時から寝ていては分泌が少ないので、ダイエットの効果は期待できません。また、夜10時に寝ても、寝つけなかったり、深い眠りが少なかったりすれば、やはり成長ホルモンの分泌量は少なくなります。

働きざかりの40代は仕事やつき合いで、夜10時に寝るのはなかなか難しいかもしれません。しかし、このサイトで紹介する眠り方のコツを知っておけば、「よい眠り」ができるようになるのです。

 

「快眠+若返り食材」を食べよう

通常、人は夜になると眠り、朝になると起き、日中に活動するというリズムで生活しています。

これを「睡眠・覚醒リズム」と言います。

体はこのリズムに合わせて、夜は休息モード、日中は活動モードになっています。夜遅くまで活動したり、朝遅くまで寝ていたりすると、「睡眠・覚醒リズム」が崩れてよく眠れなくなってしまいます。

この大切な「睡眠・覚醒リズム」をつくっている物質の一つが、「セロトニン」です。

セロトニンは、脳内で情報を運ぶ神経伝達物質で、太陽の光を浴びたり、運動をしたりすることによって分泌が進みます。そして暗くなると、誘眠ホルモン「メラトニン」に変換されるというわけです。

このセロトニンの敵は、ストレスです。

過度なストレスを受けるとセロトニンの働きが悪くなり、「よい眠り」「よい目覚め」が妨げられます。それで、睡眠トラブルが起ったり、うつ状態になったりします。「快眠+若返り」のためには、日中に太陽の光を浴びることに加え、セロトニンをつくる食材を意識的に食べるようにしましょう。

 

「寝る時間を決める」と眠りがグンと深くなる!

寝つきが悪く、よく眠れない人は、「明日の夜11時に寝たいので、明日の朝は6時に起きる」というように考え方を変えてみてください。

「早寝早起き」というより、「早起き早寝」を習慣にするのです。

これは、誘眠ホルモン「メラトニン」の性質を利用して、寝つきをよくする方法です。

メラトニンの分泌量は午前2時から4時にピークに達し、朝になると減少し、日中は少ないままで、夜になると徐々に増加していきます。

ただ、メラトニンが増えはじめる時刻は、じつは一定しているわけではありません。太陽の光が、メラトニンが分泌されはじめる時間を決めているのです。

メラトニンは毎朝、起きて太陽の光を浴びた瞬間に、その時刻から14~16時間後に増えはじめるよう、自動的にセットされます。たとえば、太陽の光を浴びる時刻が朝6時ならば夜8時から10時に、朝8時ならば夜10時から12時に増えはじめ、眠気を催します。

したがって、朝起きたら必ず太陽の光を浴びること。雨の日でも外に出れば太陽の光を浴びたことになります。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です